にじいろカルテ|まだら認知症?|安達祐実の抱える病気とは?
高畑充希が主役を演じる、話題の「にじいろカルテ」も、第8話に突入します。
村人たちの温かさがとても印象的で、いつ見ても嬉しくなるドラマですね。
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にじいろカルテの「まだら認知症」ってどんな病気?
特にドラマの後半で話題の中心となっている安達祐実演じる雪乃の、「まだら認知症」について、調べてみました。
この、まだら認知症とは、認知症の種類の一つ、血管性認知症の別名です。
「認知症」という言葉は多くの人が使っていて、病名のように思われているかもしれませんが、実は、認知症というのは、病名ではなくて、様々な病気によって引き起こされる、記憶や認知機能が低下している状態を言います。
まだら認知症の割合は?
この認知症ですが、原因となることによって、いくつもの型に分けられていて、認知症の9割は3大認知症と呼ばれる
〇アルツハイマー型認知症
〇血管性認知症
〇レビー小体型認知症
この3つに分類されます。
この中で2番目に多いとされて、認知症全体の2割を占めるのが、脳血管性認知症になります。
血管性認知症は、「まだら認知症」とも呼ばれています。脳卒中によって脳の血管が詰まる、または破れることによって特定の部位に血液が回らなくなり、脳の神経細胞が損傷を受けることで起こる認知症です。
認知機能障害が部分的に現れるほか、手足のまひ、うまく話せないなどの構音障害が現れやすくなります。
(引用:「みんなの介護」より)
安達祐実演じる雪乃の「まだら認知症」は、脳の血管の障害によって起こる!
この型の認知症は、主に60歳以上の男性に出る確率が高く、女性の2倍近い症例があるようです。
ただ、脳梗塞、脳出血など、脳の血管の障害によって起きる認知症なので、若い人たちにも見られるようで、安達祐実演じる、雪乃はこの血管性認知症にかかってしまっていたようです。
雪乃がなってしまった、まだら認知症の対処法とは?
基本的に、認知症の記憶力というのはリハビリテーション等で頑張ってみても、
改善されないと考えられています。
ですから、どちらかというと、今現在ある能力をどれだけうまく活かして使うかというほうが大事になるようです。
そのために、眞島秀和演じる夫の晴信は、きっとたくさんの思い出の写真を壁いっぱいに貼っているのでしょうね。
同じように、メモ帳やカレンダー、時計、黒板等、を最大限に活かして、すぐに目に付くところに、分かりやすく、予定や必要なことを書いておいたり、分かりやすいところに家族の写真等を名前を書いて置いておく等の、工夫をするとよいようです。
ただし、安達祐実演じる雪乃がそうだったように、記憶が分からなくなってしまったものを、無理やり、「あなたは〇〇なのよ」「〇〇が正しいんだよ」という感じで押し付けることになってしまうと、認知症の本人も辛い、無理やり押し付ける周りの人もつらい、ということで、どこまで受け入れて、何を訂正する、伝えるのか、というのは本当に難しいラインがあるのだろう、人によって違うのだろう、考えます。
この雪乃の認知症のため、何をしていても、常に雪乃の心配をしている、眞島秀和演じる、夫の晴信。
真空の「結婚式をしたいんじゃない?」の一言で、晴信と雪乃の二人の関係もさらに良いものに。そして年を重ねた老人たちの生きる意欲も、掻き立て、さらに素敵な人間模様が出来上がってきています。
今後どうなっていくのか、乞うご期待!!